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今月のアーカイブ

 Archive of the Month


平成19年4月展示
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「安永6年の八重桜」

越後 小嶋 じゅずふさ桜(現阿賀野市) 袋 表書き

今から230年も前の花や実、葉などが丁寧に和紙に包まれて残されていました( C0037吉川充雄家文書)。
これらは、金津(あわら市)の染物屋、紺屋又右衛門が1777年(安永6)に親鸞ゆかりの旧跡を巡拝した際に手に入れたものです。
くわしい旅程はわかりませんが、関が原、江戸、常陸(茨城県)や下野(栃木県)、信濃(長野県)をまわり、
八重桜の咲く頃には越後にあって、黒部、金沢、動橋をまわっていました。

花や実が入れられていた袋
「安永六酉四月十二日         
 二十四輩御旧跡     紺屋又右衛門
御形身之品々入           廻」

二十四輩(にじゅうよはい)は、浄土真宗の開祖親鸞の高弟24人のことで、古くからその旧跡巡りが行われていました。
又右衛門は、親鸞やその孫にあたる如信などの高僧にかかわる旧跡もまわっていました。 

花や実・葉などの「おみやげ」が残っている親鸞ゆかりの寺院・旧跡図
図 花や実・葉などの「おみやげ」が残っている親鸞ゆかりの寺院・旧跡
篠生寺ちまきささの包紙 篠生寺 ちまきささ
篠生寺(石川県加賀市動橋)
「 いふりはし(動橋)
 篠生寺様
     御ちまきさゝ」

小嶋じゅずふさ桜包紙 じゅずふさ桜
小嶋(新潟県阿賀野市小島)
「小嶋
   御じゆすふさ桜」

 珠数の房のように垂れ下って咲く八重桜で、1927年(昭和2)に
国の天然記念物に指定されています。小嶋には、ほかに親鸞が
埋めた梅干の種から芽を出したとされる「八房の梅」があります。

西方寺御つえさかさ竹の包紙 御つえさかさ竹
西方寺(新潟県新潟市鳥屋野)
「とやの
  西方寺様
    御ツへさかさ竹」
孝順寺さんとくり包紙 さんとくり
孝順寺(新潟県阿賀野市安田)
「やすた
  孝順寺様
      さんとくり」
善光寺御花松の包紙 御花松
善光寺(長野県長野市元善町)
「御花松
   善光様」

 本堂内陣の大きな花瓶に活けられた松で「お花松」「親鸞松」
と呼ばれています。越後から関東へ向かう途中、善光寺に参拝
した親鸞が本尊に松の木を奉納したことに由来しています。

無量寿寺のやきかやの包紙 やきかや
無量寿寺(茨城県鉾田市鳥栖)
「とりのす村
    無量寺様
       やきかや」

親鸞が蒔いた焼きかや榧の実から生えたといわれ、半分黒く
焦げたような実をつけるところから「焼榧」と呼ばれています。

願入寺のいちょうの包紙 いちょう
願入寺(茨城県久慈郡大子町上金沢)
「かな沢
  願入寺様
    女しん上人御はか印」

如信の墓の傍らにあったイチョウです。

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