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| 「むしばまれる資料」 平成20年5月23日(金)〜6月25日(水) 文書館閲覧室 *終了しました 6月9日は、未来へ残す記録資料の保存の大切さや文書館の役割を考える「国際アーカイブズの日」*です。 この日にちなんで、今月は収蔵資料に残っている虫、かび、金属、テープなどの被害やもろくなった酸性紙を展示し、 その対処方法、簡単な補修法を紹介しました。 ![]() 虫に喰い荒らされた和本 ![]() 変色しもろくなった酸性紙 インクのにじみ止め(サイズ剤)を定着させるため、硫酸アルミニウムを添加した紙を酸性紙といいます。 硫酸アルミニウムは紙や大気中の水分と反応し、紙を構成する繊維(セルロース)を徐々に分解する作用を持っています。 そのため、紙によっては100年もたたないうちにボロボロに劣化してしまうものもあります。 酸性紙は戦前・戦後の昭和15〜30年頃に多く用いられており、 この時期に作成された公文書には、すでに劣化した酸性紙が多く見られます。 和紙を使った修復 ![]() 比較的小さな痛みを補修する「繕い(つくろい)」という伝統的な方法です。 資料よりやや薄めの和紙を、ぬらした筆でかたどってちぎります(喰い裂き)。 これを裏から薄い糊で貼ります。 この方法は、酸性紙でもろくなった縁や 綴り穴の補強(写真は喰い裂きにした和紙で穴を挟んであります)、 折り切れてしまった地図などの資料の補修にも役立ちます。
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